買い替えの経緯
洗濯機をドラム式に変えて10年経ちました。
そもそも、ドラム式にしたのは、アトピー性皮膚炎やアレルギーのためです。
外に干すとアレルギー物質が付着したり、乾きが遅いと雑菌が繁殖してきてアトピー悪化の原因になるからです。
外に干さないようにするために乾燥機能ができるものとなると、部屋のスペース的にドラム式を選ばざるをえないという状況ではありましたが、労力的にドラム式にして正解◎でした。
しかしながら、特に故障もせず10年というまだもうちょっと使えそうな使用年数でありながらも何故買い換えたかというと、
突然壊れたら怖いから💧
仕事柄、汚物や感染症と関わるからという理由もありますが、動き回って汗を多くかくので
一日二回シャワー(入浴)に入ってタオルは毎回洗濯したものを使い、一回着たものは洗う
という肌状態維持のために医師から言われている鉄の掟をキメていますから、
洗濯機壊れた想像をすると・・・
ちびる💧
良い意味で洗脳(教育)されているので、これを維持できないと思うと、正直怖いんです。
実際皮膚状態が悪くなれば苦しむのは自分で、元に戻すのが大変だからです。
「壊れたらコインラドリーでしばらくいいじゃん」
と健康な肌の人は思うかもしれないのですが、今のコインランドリーは洗剤自動投入で選べないし、他の人が何洗っているか分からない。
手入れもどうやっているのか分からない洗濯機を使うのは悪化リスクがとても高いんです。
乾燥機はガスだし、大容量で時間も早いので良いと思われがちですが、柔軟剤の香りでも皮膚がやられることがあるんです・・・。
ちびるどころじゃなく、シャー🎢ですよ
仕事帰ってきてからコインランドリーに行かないといけないっていうのは、労力的にも体力的にも単純に辛いです。
仕事用の白衣も自宅で洗っているので。
それと、ご時世的に半導体や部品不足で予約待ちの機種もあり納入に時間がかかる物もあったので、世界情勢不安定の中、故障のタイミングと品不足が重なってしまうと、給湯器の様にいつ手に入るか分からない、というとんでもない事態になってしまうのではないかという恐怖もありました。
加えて、値段が高いのに納期優先で妥協したものをこれから10年以上使うと思うとそれもちょっと・・💧
使ってみたら意外とこっちで良かったなと思うこともありますけど、
壊れる前に買い替えよう!!
という判断になったのです。
そこで、日立のドラム式からPanasonicのドラム式に買い換えました。
今回の記事は、日立との比較も交えながら、アトピー患者目線でPanasonicを選んだ理由とレビューです!
Panasonic NA -LAX12Aドラム式洗濯機を選んだ理由
このNA -LAX12Aという機種は、パナソニックのお店にしか置いていない機種なんです。
家電量販店では販売していないものなんです。
どうして見つけたかというと、
洗濯機を実際使っている人の動画を色々検索している時に、コメント欄にパナソニックのお店限定機種があるという書き込みを見つけました。
コメント欄には、『外見は上から2番目の見た目だけど、カラータッチパネルとスマホ連携が無いだけで、機能は最上位機種と変わらない』みたいなことが書いてあったと思います。
元々職場でパナソニックのドラム式を使っていたので、作動音や終了までの時間、仕上がり、お手入れ方法については大体知っていました。
家電量販店に下見に行った時に、今季フルモデルチェンジしたので変更箇所や値段、細かいスペックはチェックしてあったのですが、
いかんせん最上位機種は最初40万円くらいで、その下のモデルでも36万円くらい。
その後2万円くらい値段が落ち、いくらかポイントが付くにしても30万超える出費。
さすがに高すぎる💧
と思って他の会社のものを見ても最上位機種は30万はしていて、たまに平日限定でもう少し安くしている時もあったのですが、今回は軟膏汚れのために温水洗浄機能にこだわりたかったので、ほぼほぼパナソニックに決めていたものの値段が高くて迷っていました。

水栓から湯沸かし器のお湯が出るなら、下のランクでも十分です。
新築、改築を予定している方は洗濯場の水栓をお湯が出るようにしておくと、アトピー有る無し、縦型、ドラム式に関わらず汚れも落ちやすく、洗剤も減らせ、高機能の洗濯機でなくても良いので、十年単位で見ればコスパも良いと思います。
検索してもなかなか限定機種の詳細や値段が判らなかったので、意外と近くにあった近所のパナソニックのお店に直接行ってみたのです🚶(PanasonicのHPで近所のお店を検索できます)
実物は直接見れなかったものの、パンフレットをもらい、簡単に説明してくれて、在庫もあるから明日でも搬入可能と。量販店では一時予約待ちだったのに。
そして何より
✨本体26万円台+リサイクル代で、27万円台✨
ポイントは無いものの、搬入代はエレベーターがあるし、近所なのでサービスしてくれると✨

Oh! ジーザス
お店限定機種には、別購入しないといけない乾燥ダクトの掃除ブラシ&洗剤セットも付いてくるとのこと。

近所だと故障したら相談できるし、何より地元経済の貢献になると思って次の日早速買いに行きました!💸
肝心の販売店限定モデルの特徴はというと
+ 最上位機種のみのナノイーX機能も搭載
+ 60℃槽カビクリーンコース
+ 30℃槽洗浄・乾燥コース
+ おまかせしっかりコース
+ トリプル洗剤自動投入(洗剤、柔軟剤、おしゃれ着洗剤)
+ 温水スゴ落ち泡洗浄
+ 乾燥フィルターがステンレス製の網
✖️ 最上位機種のカラータッチパネルではなく、ホワイト液晶操作パネル
✖️スマホ連携無し

元々、スマホ連携いらないからもっと安くならないかなと思っていたので、自分的に⭕️
中身は最上位機種(むしろ洗浄コースが増えている)だけど、外観は上から二番目の機種ってだけで、値段はその時の上位二番目より気持ち安かったのです。
最上位機種は、ガッツリ共働きで付き合いも多く、予定、外出多めな家向き。
それに対し2番目以下は比較的在宅時間が長い家向きの機種なのかなという印象です。
どの機種にも予約機能があって、洗濯のみコースなら2〜24時間、洗濯乾燥コースなら7〜24時間後までの予約が可能なので、余程コース変更したいとか予約し忘れたとかでなければスマホ連携無くても不便はないと思います。

Panasonicのお店には、外観は前モデルだけど機能は現行モデルと同様の型落ち機種在庫もありました。
2・3万円安かったので、少しでも安い方が良いという人はお店に聞いてみるといいですよ。
(2022年現在)
今まで使っていた日立を選ばなかった理由
日立を購入した理由は、『乾燥』です。
『乾燥は日立』と、どこに行っても言われます。
悪化因子のアレルゲンや細菌を付けないために乾燥機能を必要としていたので、スペースも考えドラム式を選択。
当時は各社洗浄機能で大きな差異を感じられなかったので、乾燥を一番重視しスペースに入る日立のビックドラムスリムにしました。
実際、職場にあったPanasonicのドラム式より製造年月が古い物でしたが、乾燥したものは柔軟剤を使わなくても柔らかくふんわりしていたし、シワも少なく乾燥の仕上がりは日立の方が良かったのです。
ですが、なにぶん乾燥時の音が大きい、時間が長い、室温が高いと水分が蒸発せずほとんど乾いていない状態で終わっていたり、綿素材の物が上手く広がらずに乾燥ムラがあると『乾燥見直し』と表示が出ていつまでも回っていて強制終了しないといけないことが度々ありました。
乾燥に関しては仕上がり最高だけど結構手のかかる機種でした。
※ ナノバブルのホースに変えてから更に仕上がりが柔らかくなり肌には最高でした
そして、排水(糸くず)フィルターの形状が変わり、小さくなったのは良いのですがヘアブラシみたいな形状になり、特有の軟膏と垢が混じった油汚れが落としにくそうな形状になってしまったのがアトピー的にはマイナスポイントでした。

最上位機種でも実質25万円程度で乾燥の仕上がりを考えると日立にしたかったのですが、世界情勢的にエネルギー供給不安定化により今後電気代が高くなることは予想されていたので、作動時間が短くて済み、乾燥音が小さく、温水洗浄が使える、清掃性という総合的観点から今回はパナソニックにしました。

温水機能は東芝の最上位機種にも付いています。ついでに乾燥ダクト自動洗浄機能とマイクロバブル、Ag抗菌水も魅力的。茶色の機種もありデザイン的にもカッコイイ。
だけど、入れ忘れた洗濯物を追加投入できない、故障した場合対応が遅いとの指摘もあり今回は選びませんでした。
マイクロバブルのホースは既に持っていたので、今回は東芝でなくてもいいなとも思った点です。
シャープはスペース的に無理で、今回は選考対象外でした。容量小さめのドラム式は音が静かでスペースにも余裕で入るのですが乾燥が3.5kgと小さいのでそれも対象外でした。
動画で乾燥時の音を比べています
日立の乾燥時
※10年くらい前の機種です
パナソニックの乾燥時
パナソニックドラム式洗濯機を使ってみた感想
やっぱり洗濯乾燥が早いし、乾燥が静か〜!(しみじみ)
でも、洗濯時の音は日立の方が静かです。パナソニックは勢いよくバッタンバッタン落ちますから音が大きく感じましたが、水位高めにすると音はもう少し静かになります。
色々な洗濯コースがありますが、結局いつも自分が設定したコースばかり使ってしまいます💦
泥汚れとか、大きな食べこぼしのシミを付ける子どもはいないので酷い汚れは付かないし、もし付いても少し手洗いしてから洗濯機に入れるので、それほど汚れ落ちの良さがまだ実感できていないです。
洗剤での二度洗いのコースがありますので、子育てや介護中の忙しく汚れ物が多く出る家の方には便利かもしれません。
実際使ってみないと分からない細かいところを評価すると・・・
○ 乾燥まですると排水(糸くず)フィルターのところまで乾燥する
→汚れがたまるところが乾くので、毎回掃除しなくても臭くなりにくい
○ 扉やパッキンに埃が日立より付かず、ほとんどが乾燥フィルターに貯まる
→掃除が楽だけど全く付いてない訳ではないので軽く掃除はした方が長持ちしそう。
窓パッキン裏洗浄機能があるのも好ポイント。
○ サッと槽すすぎがある
→洗濯前に5分ほどの槽すすぎコースを使うことで、洗濯物に付く埃が減る
○洗剤の自動投入は、洗剤に合わせ基準量が設定できる上に毎回少なめ、普通、多め、投入なしと変えられる
× 温水洗浄ができるのは2kgまでとのことで、あまり量が洗えない
× 『つけおきコース』は6・7時間かかる
→時間かかるけどそれほど襟汚れや黄ばみは取れていない
× 排水(糸くず)フィルターが掃除しにくい
→裏に凹凸が多い。ほとんど糸くずがフィルターに残っていない。流れてしまった?
× タオル専用コースで洗濯乾燥しても、他の洗濯乾燥コースでタオルを洗っても、それほど違いを感じなかった。かえって時間がかかるコース。
× やはり乾燥したものは硬めの仕上がり
洗濯コースが多く色々使い分ける人には、ボタンパネルだとちょっとややこしので、カラー液晶タッチパネルの方がスムーズに設定できそうだなとは思いました。
ですが、タッチパネルも消耗品。これが壊れたら使えなくなるので(スマホ連携していればスマホから操作できるかも)、なるべく単純な作りの方が寿命が良いのかもしれません。

ナノイーはまだ使う場面があまりないので使っていません。なので詳しいレビューは今回はしません。
まとめ
白物家電は大きな買い物になるので、慎重になります。
情報を見比べ、実物を見にいき、家の事情や状況にあった物を選ぶのは時間もかかりますよね。
今回自分も時間をかけて選びましたが、かなり満足した買い物で、よほど早く壊れなければ損だとは感じない商品だと思います。
アトピー的視点から清掃性や清潔性を重視して選びましたが、肌に問題ない人でも特に悪いところがない優等生商品ではないでしょうか。
もうそろそろ寿命だったり、買い替え時期だと考えている方であれば、壊れる前に事前に情報を集めておくことをお勧めします。
洗濯機は白物家電の中でも実動している場面に出会いにくいもので、特にドラム式は20%しか普及していないそうです。パンフレットなどの事前情報と違うと感じやすかったり、各社差が大きい種類の家電なので、周囲に使っている人がいたら実際はどうなのか聞いてみて参考にして下さい。
この記事が少しでも参考になり、一助になれば幸いです。