アトピーの人は皮膚だけじゃなく口の中も弱い人がいます。
ちょっと難しい話をすると、
高校生の生物の授業で、内胚葉、中胚葉、外胚葉という名詞聞いたの覚えていますか?
受精卵が細胞分裂して胚になり、どんどん分裂していくとこれら三つに分かれ、それぞれ臓器など『人』を作っていくというやつです。
その外胚葉というのが皮膚を作っていくのですが、他にも、眼や耳、口などの表面にあるような感覚器全般を作っていきます。
同じ皮膚でも真皮は中胚葉が作っていたりして、結構ややこしくて覚えるの大変です。。。
アトピーの人に白内障やら眼の疾患も併発しやすい原因の一説として、眼も皮膚も同じ外胚葉由来の臓器だから弱いのではないかなんて説もあったりなかったり。
その説でいくと口の中も外胚葉由来なのでその説が当てはまります。
かく言う私も皮膚だけでなく歯茎が弱いです。(耳も鼻も弱いのですけど)
歯磨きするとすぐに歯茎(上皮組織)が擦れてめくれてしまい、
歯科衛生士さんに「力入れすぎ。優しく磨いてください」と言われてしまうことがよくありました。
そんな強く磨いてなくても血が出ない程度に擦れてしまうこともよくあり、弱く磨くと歯垢落ちないしどうしたものかと思っていたところ
これ↓見つけました。
パッと見ると、消しゴムに柄がついているのかというくらい白い塊に見えるのですけど、かなり細いブラシの集合体なんです。
指で触るとベルベットの様な気持ち良さで、水に濡らすと歯茎に触っても優しいのです。
細いと歯と歯茎の間に入って痛く感じることがありますが、そういうこともなくずーっと磨いてられます。
歯磨きが痛いというお子さんにも、磨いてあげやすい柔らかさです。

歯磨き粉つけて泡で磨く時は、更にマイルドな磨き心地で恍惚となります✨
ただただ気持ちいいー!
歯科衛生士さんにも『歯の表面ピカピカ✨』と褒められました。
だけど
良い部分だけでもないので、ウィークポイントもちゃんと言いますよ!
まず、値段が高い
一本1300円前後💦
日本製で、抗菌性に優れた製品とのことだし、二万本の極細ブラシが植毛されているとなると高いのは分かりますが、一日最低2回は使って消耗も早い日用品なので千円超えると正直キツいです。
消耗を抑えるために、朝急いでいる時に使う用に別の歯ブラシと、夜ゆっくり磨く用にこのブラシを使ったりして使い分けています。そうすると結構長持ちします。
柔らかめの普通の歯ブラシよりは全然長持ちしますから、少しご安心を。
当たりの柔らかさに癒されつつ、値段の高さも相まって、一日の終わりに毎日プチ贅沢な姫気分、殿気分にはなれます✨
二つ目は、
細かいところが磨けないことがある
ブラシの目が詰まっていると細かいところに入りにくく、一本一本が細いので歯と歯の間に入ったとしても掻き出す力が弱いために、場所によっては汚れが十分に落ちていないことがあります。
歯並びの問題もありますが、歯を一本一本丁寧に時間をかけて磨くことに適したブラシなので、急いで磨く時には余計に磨き残しが出やすいかもしれないです。
歯間はフロスをかけたり、タフトブラシで細かいところを磨くのは他の歯ブラシでも必須のケアなので、それらを併せてきちんと使えばそれほど磨き残しも無いです。
歯や口腔内が小さい人や、口があまり開けられない人にはヘッドが大きく感じるかも知れないので、その時は小児用をオススメします。
三つ目は
水切れが悪い
目が詰まっているのでしょうがないのですが、ちゃんと振ったりして水を切らないといつまででも濡れていることがあります。
いくら抗菌仕様であっても、長時間乾かないのは菌が増えやすく良くありません。
特に鏡の裏にしまったり、持ち運びにケースに入れたりしているとカビが出てくるかも知れないので、よく水洗いをして、なるべく早く乾燥しやすいような環境に置いておく方が安全です。
値段も高いので荒く使わないですし、ブラシも痛みにくくて普通のよりも寿命が長いので、細菌を増やさないように気をつけつつ使うことが必要です。

ネガティブ面をお伝えしましたが、それでも私には歯茎が傷つくこともなくなって、姫気分になれる歯ブラシなので買い置きして使っています。
普段アトピーの皮膚掻きむしってるんだから、歯茎ぐらい贅沢に優しく癒しの磨きをしても罰当たりませんし、歯のケアは細菌減らすので身体にも良いです。
歯茎から血が出たりするのは歯周病(歯槽膿漏)かもしれないので、きちんと歯医者に行ってほしいですが、明らかに歯茎に傷がつきやすく痛みが出る人にはオススメの歯ブラシです!!

上↑の写真の青い歯ブラシみたいなのは、歯茎傷つけやすいから毛が揃っている普通のブラシの方がいいですよ。
歯茎以外に口が荒れやすい人は、泡が立たない歯磨き粉を使って下さい。発泡剤が刺激になっていることもあります。
タフトブラシのオススメも↓