アトピーを悪化させないために薬や皮膚に直接つけるものに意識が向きがちですが、空気中にもカビ、ダニなどのアレルゲンが舞って皮膚に悪さをしています。
スキンケアは『ブロック』と『修復』のために必要なのですが、悪化させるものを近づけない、発生させないこともケアの一環として大事なことです。
生活の中にある悪化原因を全く無くすことはできない中で、『近づけない』、『発生させない』、『素早く取り除く』ということは自分で出来ますよね。
生活の中でキリが無いようなことに関して継続して対処するためには、
✅ 日々ちょっとずつやる
✅ やりやすくする
ことで『面倒臭い』と思ってしまいそうなことを習慣化したり、程度を軽くしたり、手を出しやすい状況にしておいて、継続することがケアを成功させるために必要です。
日頃やることが多いアトピー・アレルギーの人でも、地味なことだけど心が折れない、少しでも楽できるように対処していくためのオススメ道具をご紹介します!
一家に一本スクイージー
こんなものは持っているよ、当たり前だという方
素晴らしい〜👏
スクイージー はなんぞやという方はこちらです↓

百均でもニトリでも安く売ってます。
これ一本あると、窓、鏡掃除が楽に綺麗に仕上がります✨
しかし今回是非とも使って欲しい場所は、
浴室🛀です。
それも浴室から出る時に、壁、鏡、床などの水滴をこれで落とし排水溝に集め流すことで、バクテリアやカビが発生しにくくなり、掃除の回数も減らせるからです。
カビにアレルギーを持っていないアトピー民はいないくらいのメジャーな憎いヤツです!
いかにカビを発生させない、少なくするかが重要なケアで、空気中のカビが少なくなることに悪いことは何も無し。
浴室内の温度を下げるために冷水をかけてタオルなどでキッチリ拭く方が完璧ですが、水道代もかかりますし、冬場は寒い、夏はそんなことしたら汗かいて入浴したのが台無しになります💧
※50度のお湯をかけてカビを殺し換気するという方法もあるそうですが、火傷しそうで危ないです。
完璧でなくても良いので、浴室から出る前に(出た後でも構いませんが、自分の好きなタイミングで)ある程度スクイージーで水滴を落とし換気することで、バクテリア汚れのヌルヌルやカビ汚れが発生しにくくなります。
特に鏡は磨かなくても、いつまででも綺麗に保ってくれます✨
水場は湿気と石鹸カス、皮脂などの養分から細菌が発生しやすい場所なので、日々ちょっと手を入れることで差が出やすいところです。
養分があるのはしょうがないので、水分という汚れの要因の一つを早く無くすということが掃除の回数を減らせるポイント☝️

私は気化した塩素系漂白剤で顔が赤くなるので、なるべく洗剤なども使わないで済むようにスクイージーを愛用しています。洗剤代も浮くよ。

柄が長い方が力が入れやすいけど、ヘッドの大きさも重要。お風呂の大きさや小物が多ければそれに合わせたサイズを選ぶと良いです。
ゴムの部分に色が付いてるものだと、劣化してくると壁にその色が付いてしまったりするから、無難な白を選ぶか、早めに買い替えて下さいね。
持っていて損はないです。
切れモノのリッパー
首はアトピーがなかなか治りにくく難事する部位の一つです。
よく動いて擦れやすく、汗もかきやすいという悪化要因が色々重なるので、これだけすれば治るとも言えない部位です。
ですが、擦れる機械的刺激が起きにくくするために見直せることもあります。
それが、洋服の首元に付いてるタグです。
このタグに当たる部分が一番酷い湿疹が出ていて、そこを起点に首裏、背中にも湿疹が広がっている症状の方もいますね。
タグは機械的刺激だけでなく、化繊ということもありますし、生地が折り重なっているので汚れもたまりやすいため、タグは着る前から取っておくことで悪化因子の元を断つことができます。
ただハサミで切るだけだとかえってチクチクしたり余計に刺激に感じてしまうので、この時役に立つのが
糸切り(洋名はリッパー) です↓

縫い付け方にもよりますが、この子で縫い付け糸から取ることで間違って布を切ってしまうことはないし、綺麗にタグが取れることでチクチクもしなくなり、縫い目も減って汚れが残りにくくなります。
女子はブラジャーを捨てる前の解体作業時にも役立ちます。
本当によく切れるキレモノです。
最近は首元にタグが付いていない物も多くはなってきましたが、逆に脇横に多言語で書かれた何枚ものタグが付いていたりする洋服も増えていて、あれも結構ストレスです。
自分の皮膚がストレスだなと思うものは、取ってしまいましょう。それが正解です💡

今回初めて『リッパー』と知りました。それまでは『糸切り』と言っていました。。。
リッパーって響きがかっこイイと思ってしまう元B’zファンのナースです。(どうでもいい情報)
防震・防音にもなる洗濯機用のかさ上げ台
洗濯機の下って、みなさんどうなってますか?
防水パンがある家がほとんどだと思いますが、戸建てだと防水パンがないところもありますが、洗濯機の下は頻回に掃除していますか?
洗濯機が置いてある場所はお風呂や洗面のある水場だったり、単身者なら扉がついた専用の置き場だったりで湿気が篭りやすく、脱衣や洗濯時に衣類などから埃が舞う所でもあります。
もう言いたいことはお分かりですね。
そこ!アレルゲンの宝庫ですから〜!!!
洗濯機の中の清掃は月一でやられたり気を遣っている人も多いですが、洗濯機の下が埃とカビで真っ黒になっているお家も多いんです。((((;゚Д゚)))))))
滅多に洗濯機なんて動かさないし、女性だけだと動かせないし、ドラム式なんて設置したら買い換えるか引越しまで動かさないことの方が普通です。
何年も掃除しなかったらどうなるかなんて想像がつきますよね。
ではどうしたら掃除しやすくなるのか。
はい。そこでぜひ使ってほしいのが、洗濯機のかさ上げ台です!

設置型だけでなく台車みたいになキャスター付きで動かせるタイプもあります。
こういう↑足が高いものであれば掃除しやすいので、もしリフォームなどする場合はこのタイプにしするのも手ですね。
マンションなどの共同住宅では高圧洗浄が一年に一回は入るので、かさ上げしておかないとやってもらえないで詰まりを起こし、排水が漏水したらかなり大変なことになります。
排水口が洗濯機の下にきている場合やドラム式の場合は特に入居前、買い替え時にかさ上げするものをつけた方がアレルギー関係なく良いです。
上げたり動かせるようにしておくと掃除がしやすいので、前もって準備しておくことをオススメします。

かさ上げすると、水栓の位置に干渉することがあるので、購入前にはそこも確認必須です。
縦型洗濯機の下側にはガードがなく、子どもが下から手を突っ込んで回転している洗濯槽で指を切断してしまった事故報告もあるので、お子さんがいる家庭はガードをつけるなどして安全に注意して下さい。
スプレーボトルに入れた消毒用エタノール
エタノールはコロナが流行し始めてから各家庭に普通に置いている所も多いと思います。
アトピーの皮膚は菌に弱いので、普段から除菌を心がけていくと悪化の予防効果があります。
手すり、ドアノブなど何回も触るような所、湿気が篭りやすい流しの下や洗濯機下、日頃締め切った箪笥やクローゼットの奥、本棚、下駄箱など、しょっちゅう掃除をしない場所や空気の入れ替えがない所、物をしまったままにしているような所は細菌、カビを始めダニ、埃という悪化原因が溜まっているので、接した時に一気にアレルギーが出ることがあります。
『久しぶり』なものは危険です。
こまめに掃除するに越したことないですが、それをやっていても症状が出てきてしまうこともあるので、エタノールをスプレーボトルに入れて噴霧すると予防できることがあります。
菌にはエタノールが有効なことが多いです。
冬は窓際や部屋の隅など外気と部屋の温度差が生じやすい所は結露ができたりカビ臭くなることがあります。そんな時もアルコールをシュッ!
久しぶりなものを触る時には先にシュッ!
掃除で手が届きにくい所、掃除しにくい所にシュッ!
箪笥やクローゼットの中にたまにはシュッ!
冷蔵庫など食品を扱うところにシュッ!
滲出液や落屑が出ている時、寝起きに何か症状が出た時には、皮膚が直接当たる布団の首元や枕だけでも毎日シュッ!
シーツ交換の時に布団やマットレスに掃除機かけるのも良いですが、アルコールをかけると直良。布団専用掃除機についている紫外線殺菌は掃除機かけている数十秒では意味がないので、アルコール噴霧の方が早いでしょう。
マットレスの裏側もカビが生えやすいんですよ。特に窓側にベッドを寄せていると危ないですから、たまには目視で点検してみましょう。
一つボトルを作っておくと便利です。

フィルター
前にTwitterでも紹介したのですが、家の中に入るアレルゲンにも注意したいところ。
通気口以外にもトイレなどの換気扇にも付けています。トイレは衣服の着脱時やペーパーから埃が多く出るので換気扇に埃がつきやすい場所です。
九州など大陸が近い地域は黄砂やPM2.5が多いので通気口は特に気をつけたいですね。その時期に症状悪化する人も多いですから。
通気口専用の貼れるタイプもありますが便利な分値段が高くすぐに真っ黒になってしまいますから、エアコン用のフィルターなどを切って使うという手もあります。
自分のアレルギーが酷い時期だけでも付けておくと安心です👌

まとめ
この記事を書いていて、アトピー・アレルギーはつくづくやることが多いし、ややこしい病気だなと思いました。
悲しい現実だけど、打つ手があるということはまだマシという見方もあります。
これなら買えそうだし、継続できそうだなと思えることがあればやってみて下さい。
少しでも楽して病気をコントロールしていきましょう!